3/21 第46回BOX.Q2杯大会記

3月21日、第46回BOXQ2杯終了!!
皆さん大会ご参加ありがとうございます。


見渡す限り、人・人・人。
さらには横一線にずらっと並ぶ9台の筐体全てがぷよという、
コンパイル時代に行われたと言われる公式大会を彷彿とさせるのものだったようにも。

大会前での天気予報では降水確率が高く心配していましたが、
結局大会に影響する事もなく、それどころか天気も晴れて一安心でした。
去年の3月大会は雨だったので、少し心配していましたが良かったです。

金・土曜の対戦会の日から続々と集まりだし、大会当日はなんと
一般大会94名、初中級大会64名という素晴らしい記録を残すことができました!!
本当にありがとうございます。


○初中級大会 

優勝:さきちゃん@千葉県津田沼エース来てね (SAKI)
2位:selva
3位:TKKェ…(TKK)
4位:doppel



見ればなんと、関東勢が完全に入賞を独占。
とは言いつつも、やはり上位に入賞された方々ともに全国30位以内といった強者ばかり。
まさに「順当」と言ったところでしょうか。
我々名古屋勢は関東の刺客たちに制圧され、どうしようにもない状態でした。

しかし、どう考えても「初中級」レベルではないような方もちらほらと(笑)
3月大会は非常にレベルが高いですね。
見ていても一般大会に劣らずの見ごたえがあります。

その中で優勝に選ばれたのは、関東の若手さきちゃん@千葉県津田沼エース来てね(SAKI)選手。
自在な連鎖が目立ち、いかにも関東らしい戦い方が印象的でした。
これから先、どのように自身のプレイスタイルを発展させていくかが気になります。
名古屋の若手も負けてられません。


(トーナメント表を載せたかったのですが、こちらの不手際でできず、申し訳ないです。
これ以上投稿を引き伸ばすのは、流石にタイムリミットを超えてる。)




〇マスターズ予選 
初中級大会とほぼ同時刻から行われたのがマスターズの予選。
限られた人数分の切符を奪いあう、乱戦

方式は5本先取のダブルエミリネーション方式を採用。
一回負けてももう一度チャンスのある方式。つまりは一度負けたとしても敗者復活戦がある方式ということ。

参加メンツは全国レベル的にもかなり上位の方に始まり、若手四強に次ぐ新時代の若手まで幅広く。

その中でもまず抜きん出たのが北陸の王者白い悪魔氏。
全試合に勝ち、見事本選枠をゲット。
非常に安定したぷよをし、時にかまいたちなど不思議な形を用いて錯乱させるトリッキーな試合運びが印象的なプレイヤーです。
もう一人は若手四強の一角、stily氏が敗者ブロックから勝ち進み、この2名がマスターズ本戦枠をゲットしました。

表向きは初中級大会の陰となってひっそりと行われていましたが、
初中級大会を凌ぐほどの熱さを感じられました。


〇一般大会 
優勝:りべ (live)
2位:白い悪魔
3位:FAL
4位:陽炎(drapom)



私は補佐スタッフ(記録係)として働いていたのですが、
記録の報告をするうちに、どのブロックでもかなりの波乱があったようでした。

「4強」と呼ばれる方々はベスト8までに全て敗退。 
私の承っていたDブロックでも、愚将-ALF選手が500円玉選手にやられていたのが今も目に焼き付いています。

優勝決定戦では、勢いのあった白い悪魔選手を下し関東のりべ(live)選手がマスターに決定致しました。
おめでとうございます。長きにわたって欲した悲願の優勝だったのではないでしょうか。
見事マスターズ本選枠もゲットし、これで全てのマスターズ出場権を持つメンバーが決定したことになりました。


〇マスターズ本選 
今大会でも、一番のレベルの高さを誇った今大会。
技術レベルとしては、これまでの大会の中でもとびっきりの高さです。

もし数ある言葉の内からチョイスするとなれば、選びぬかれたぷよらーのみが参加出来る「祭典」とでも言いましょうか。
参加者は大体全国10位以内と、「全国大会」という名を冠したとしても誰もが納得のいく大会だったのでは?と思ってます。

一回戦 
○live vs FAL●
●stily vs かめ○
●白い悪魔 vs momoken○
○ALF vs Squika●

準決勝 
○ALF vs live●
〇momoken vs かめ●

決勝
●momoken vs ALF○


グランドマスター:ALF


少し名古屋勢の1プレイヤーとしてのひいき目な感想を書かせていただきます。

私の予想としては、0回グランドマスターであるかめ選手が
必ずしも優勝するというわけでは無いのですが『決勝までコマを進める最有力候補なのでは?』と思っていました。

しかし、その予想はいとも容易く打ち破られました。
「若手四強」の一人、momoken選手にによって。

10本先取という短い本数ではあるものの、実力が出始める、
いわば「強い人が安定して勝ちやすい」方式と間違いではないでしょう。
だからこそ、この結果は予想外でした。  
若手の実力が、絶対的な強さを誇っていた「3強」ALF、くま、かめ(敬称略)の3人の能力に差し迫っているとも言えるのではないでしょうか。

私は1P側の対戦台側に観戦しており、4つの筐体で行われていた全ての試合を見ることができましたが、
そのプレイヤーや観客の雰囲気を間近に感じることができました。

観客などの盛り上がりは徐々にヒートアップし、今までに無いほどの熱狂具合。
どの試合も感嘆の言葉しか出てこないほどハイレベルな試合、まさに必見です。

決勝の対戦に関しては言うまでもなく。
一年で1,2回ほどしか見ることができないほどの、まさに「神試合」でした。




〇配信状況
いやー、盛り上がりましたね。
大会前日からmomoken氏とかめ氏の100本が配信されたり、
マスターズや後日のかめ氏やALF氏との100本が配信されました。
なごやん公式配信のustreamだけに留まらず、ニコニコ生放送などでもミラー配信が行われていたようで。
何と、後日に行われた100本のミラー配信に関してはコメント数10000を超えたり、来場者数も満員になっていたらしいです。
もちろんプレイヤーの技術が素晴らしいということもありますが、
根本的にはぷよぷよというゲームの奥深さに惹かれた、と言い換えることもできるのではないでしょうか。

ネット配信を見てみた方々は、如何でしたでしょうか?
少しでもリアルな大会や、100本の情景などを垣間見ることが出来たのではないでしょうか。

実際の大会情景や連戦風景は、ネットで見るものとは全く別物です。
人々の喧騒、ざわめき、動揺、対戦者の表情、気迫や、心理。はたまた筐体のボタンを叩く音や筐体の揺れる振動。 
全てが重なって初めて、この感動というものは生まれます。

是非、これはいつか味わってみて欲しいです。
我々なごやんぷよの会一同は、いつでもお待ちしております。


〇大会後の食事会
なごやんのいつもの中華の食事会なのですが、何かがおかしい。
というのも、Q2の建物の前に集まりだす人の集団。
それも一般大会参加人数に差し迫る人数、なんと90名!!! 

どう考えても予想外と言うしかありません(笑)

比較的大きな会場のまるまる一室を借りても、全くスペースが足りない。

結局2階分に別れて食事会を行ったのですが、それでも明らかにキャパオーバーしてます。
90名分の食事って、あちら側から見ても予測不可能でしょうし・・・。
店員さんも慌ただしく調理していましたし。しっちゃかめっちゃかで本当に大変そう。
私も飲食店でバイトしているのでよくわかります。
あ、どうでもいいですか。そうですね。

私もお水を運びに行ったり、参加者の人の中には食事を運ぶ手伝いをしてくださった方も。
本当にありがとうございます。
食事代の料金がわからない人も多かったようで、困っていた方もいました。
中華料理は、量の割に高かったりするのがネックでしょうか。
因みに、今回の食事料金は1500円でした。
これからの食事会料金の目安としても、だいたいそれくらいでしょうか。
 
私は一階側に行ったのですが、2階は相当な混沌とした様子だったようで。
20秒もしないうちに皿が空になっているとか、そんな話を聞きましたが・・。


来年の3月の食事会は果たして一体どうなるの??
もしかして、貸切?(笑)



そして、食事会風景の雰囲気を全面的に押し出す形になってしまいましたが、
食事会が始まる前になごやんの会運営メンバーから重要なお知らせが。



〇この3月大会から

先程から引っ張ってきた内容ですが、4月からなごやんぷよの会は体制がガラッと変わります。

というのも、なごやんぷよの会の第一人者であり、これまでこのコミュニティを引っ張ってくださったFALさんが、
この度、運営・企画などから手を引かれるということを告げられました。

こういった事を本人からではなく私自身の心情を踏まえた上で著すのは、少し抵抗があるのですが。
ただ、何かしら勘違いなどあるかもしれませんが
なごやんのメンバーとしての立場からお話させて頂きたいと思います。

突然の事で、初めての方にはかなりショックな内容だったと思います。
元々、なごやんのメンツや一部の方々にはそういう意向を話してあったため、
そういったメンバーは予め知っていた形になるのですが。
いざこの情景にさしかかると、もの寂しげな雰囲気が腹の中からこみ上げてくる感触が。

FALさんも社会人で、忙しいなか自身の時間を削ってこれまでの運営をされてきたということは、非常に難しかったと思います。
だからこそ、今の若い世代に引き継ぐという一つの区切りなんだと思っています。

関東のliveさんとEPMさんの企画で、代表のALFさんを通じて花束が贈呈されました。
贈呈されたときには、食事会参加全員から自然と暖かい拍手が室内全体を包んでいました。

FALさんが運営から手を引くと言うこと。
つまり、このぷよ界を盛り上げてくださった第一人者の引退(運営的な意味で)。
7年前、既にぷよぷよの大会というものは(新世界ぷよ大会と)BOX.Q2以外ほぼないという状況。
そこから、徐々に大会参加者を増やしつつ、ぷよ界を盛り上げる下地を作ったのは、FALさんの功績以外にありません。

そして、運営メンバーが居なければ、この大会は成り立たないということを実感した日でした。

代表であったFALさんを初め、大会進行や配信、DVD作成、動画作成など様々な事に奔走してくださったSANAさん、
機材セッティングや持ち込みなどをしてくださったIIDさんやひささん、霞海雪さんなど。
そして宣伝のためにポスターや動画作成などを手がけた、490さん、すけぞーさん。
大会というイベントに華を添えて盛り上げてくれたかめさんも忘れてはなりません。
その他にも、大会当日に進行や手伝ってくださった方々にも。
感謝しようにも、言葉が見つかりません(;´Д`)

大会に参加する一方で、運営側で動いているメンバーたちのことも、ときには気にかけていただけたならば、なごやん運営側としても幸せです。


今回のBOXQ2杯はまさに「結束」あってこそだったと言えるでしょう。
そのBOXQ2杯があったからこそ、今のぷよ界があると、言い換えれるのではないでしょうか。

ここまでこのBOXQ2ぷよぷよ大会、ではなくぷよ界全体と言いましょうか。
改めて、今まで盛り上げてくださったFALさん本当にありがとうございました!





〇これからのなごやんぷよの会 
さて、FALさんが運営から手を引いたとしたら、BOXQ2杯はどうなるのか?という疑問が生まれます。
元々、なかなか若手が出てこずバトンを渡すことが難しかったBOX.Q2杯だからこそ、7年間という長い間携わってきた経緯があります。
ここ一年と少しで、名古屋にちょこちょこ若手が出てくるようになってきて、
なごやんのメンバーの方たちも内心ほっとしているのではないでしょうか。

だからこそ、待ちに待った、ようやくの機会だったとも。
今度の5月大会からは、もこさん、stilyさんが中心となって大会運営に携わることとなります。
まだまだ経験も浅く、不慣れな処もあるかもしれませんが、これからのBOX.Q2を是非暖かい目で見守って下さい。
この2人がいたからこそ、今回の、そしてこれからのBOXQ2杯があります。

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